メルカリはとても便利なサービスですが、色々な理由でやめたくなることもあります。

メルカリをやめたい気持ちがあるけど、やめていいのか迷っている



やめようかなと迷っているけど、やめどきがわからない



ストレスになるくらいならやめたほうがいいのかな?
こんな思いから「他の人はどうなのかな」「やめた人の理由を知りたい」と考えていませんか?
この記事では、実際にメルカリ出品をやめた20名にアンケート調査をし、やめた理由・向いていない人の共通点などをまとめました。
メルカリは不用品処分+収入というメリットがある一方で、始めてみると予想以上に手間や精神的負担が大きいのも事実。



私も定期的にやる気が出なくて低迷する時期があります
実際の元メルカリユーザーへのアンケート(20名 : 複数回答+記述あり)をもとに以下の分析をしました。
さらに、個人出品者としての私の実体験を交えながら書いていきます。
メルカリの出品経験者には「あるある!」と共感してもらえるところがあるかと思います。
やめるか迷っている人には、あなたが続けるべきか?やめるべきか?の判断材料として、役に立てば嬉しいです。
メルカリ出品をやめた6つの理由【20人の実体験まとめ】


【アンケート結果から出た結論】
メルカリ出品をやめる理由は、複数のストレスが積み重なった結果という傾向がありました。
理由ごとに、アンケート結果の傾向と回答者の声を見ていきましょう。
1. 梱包・発送が思った以上に大変だった
- 「出品で最も大変だった作業」に選んだ人は20人中11人と半数以上
- 「メルカリをやめた理由(複数選択)」に選んだ人は20人中13人と半数以上
- 「メルカリをやめた最も大きな理由」に選んだ人は20人中5人
- トラブル回避のために梱包に気を使う
- 配送方法やサイズに合わせた梱包材の用意が面倒に感じる
梱包・発送と一言で言っても、以下のようにやることは多く負担を感じがちです。
(1)発送方法を選択(2)梱包材の準備(3)商品を梱包(4)コンビニや郵便局へ持ち込み
これが続いていくと、時間・労力の消耗が大きいと感じる人が多くいました。


家事の合間に出品していましたが、梱包や発送の手間が思った以上に大きく、時間的にも精神的にも負担になった。
特に大きめの商品は梱包資材を揃えるのも面倒で、発送のために郵便局やコンビニへ行くのも手間だった。



売れるのは嬉しいものですが、当然その度に発生する梱包・発送作業…続くと疲れちゃいますよね
2. 値下げ交渉が精神的にキツイ
- 「メルカリ出品でストレスを感じた場面(複数選択)」に選んだ人は20人中11人と半数以上
- いきなり半額にしてほしいと要求される
- しつこく何度も値下げを求められる
- 相場より安く出品しているのに、そこから大幅な値下げを希望してくる
メルカリは値下げをお願いできることも大きなメリットですが、受け入れるかはあくまで出品者の自由です。
値下げ前提という態度でコメントされるのはしんどいですよね。


値下げ不可と書いても値下げ交渉をしてくる人の頻度の高さに驚いた。
どうしても必要だから値下げしてほしいと言うユーザーがいたので仕方なく応じたら、他にもっと安く買えるところが見つかったと言って一方的に入札をキャンセルされた。





私の場合、配送方法の変更などいくつか対応した後に、ついでのように値下げ交渉されたことがあってびっくりしました
個人的には、丁寧な態度で交渉されるなら可能な範囲で対応したいと思っています。
出品者も購入者も同じメルカリユーザーなので、平和に取引したいですよね。
3. 手数料・送料で利益がほとんど残らない
- 「メルカリをやめた理由(複数選択)」に選んだ人は20人中13人と半数以上
- 「メルカリをやめた最も大きな理由」に選んだ人は20人中5人
- 「他のフリマアプリに移行した/したい人」8人中3人がその理由として答える
- 販売手数料に加え、銀行振込手数料に負担感を感じる
- 出品のストレスのわりに稼げないと感じる
メルカリでは送料込みの商品代金になっているものがほとんどです。
代金から販売手数料10%・送料・梱包材代を引いてみると100円以下だったり、赤字になることも。
例えば商品が1000円で売れても、送料が750円かかる場合は
1000円-手数料100円-送料750円-梱包材100円=50円 売上: 50円
上記は1つの例ですが、大きなものほど送料が高くなり、価格に反映すると今度は売れにくくなってしまいます。
出品の段階で発送方法を決めておけば赤字は避けられます。
ですが、利益が出てもおこづかいにすらならないこともあるんですよね。


売る商品によっては、送料と手数料の負担が大きすぎる。
これで割りに合わないと感じることが多くなった。



せめて送料分には手数料がかからないといいんですけどね
使う時間や労力の割りに稼げないと感じ、続けるのをやめた人が多くいました。
また、子供服など競合が多すぎると売れにくいという点をあげる人も。
「割りに合わない」という感覚がモチベーションを低下させていました。
4. クレーム・トラブルに疲れた
- クレーム・トラブルを経験した人は(20人中4人)、全員「メルカリをやめた最も大きな理由」とも答えている
- 大きな問題がなかった人も、クレーム・トラブル対策にかなり気を使っている
- 説明文を読まずにクレームを入れられる
- 理不尽な低評価や返品要求をされる
数は少なめですが、負担が重いのがこのタイプ。
たとえ少しのトラブルでも精神的ショックが大きく、「怖くなってしまった」という声も。


購入者から写真より質が悪いとクレームが度々あった。
商品に関する詳しい説明を記載しているにも関わらず、過剰なクレームが多く率直にストレスが溜まってやめた。
メルカリは不特定多数とやり取りするため、配慮が足りない人と接することもあります。
私の取引100件ほどのうち、運営を通した大きめのトラブルは1件。



大きなトラブルに当たる可能性はそこまで高くないと感じますが、起こってしまうとかなり消耗しますね…
5. 売れるまでに時間がかかり、在庫管理も手間
- 「メルカリ出品でストレスを感じた場面(複数選択)」に選んだ人は20人中11人と半数以上
- 「売れるまでの在庫の置き場に困る」と答えた人は20人中9人
- 出品してもなかなか売れなくてストレス
- 早く処分したい気持ちに耐えなければならない
家電や家具など大きなものほど生活スペースを圧迫します。
売れるまで「これがなければ広くなるのに」という気持ちを抱えながら生活するのはなかなかの負担。
だからといって出品しているものを雑に扱うこともできず、困ってしまいますよね。


売れるまで品物を傷つけないように保管するのが大変だった。



これが原因で、私も家具や家電はほぼ出品しません
大きなものの処分はほぼ買取店か不用品回収業者にお願いしています。
搬出の負担も減るので、女性やお年寄りにもおすすめできる方法です。


6.出品までにやることが多い
- 「メルカリ出品で最も大変だった作業」に選んだ人は20人中5人
- 「メルカリをやめた最も大きな理由」に選んだ人は20人中5人
出品完了までには以下のことをする必要があります。
(1)商品状態の確認、採寸など (2)写真撮影 (3)商品説明を作る
ただ出品するだけではなかなか売れませんし、商品状態が説明と違うとトラブルの元になります。
でも売れるように工夫をすればするほど時間と労力がかかってしまうんですよね。


撮影のための小道具を用意したりするのが面倒だった。



きれいでわかりやすい写真、買いたくなるような説明文はすぐにはできません
また、生活スタイルの変化で忙しくなり、出品にかける時間がなくなってやめたという声もありました。
その他のやめた理由
メルカリ出品をやめた理由には、他にもこんな回答がありました。
- 売るものがなくなった
- システム・ルール変更についていけない
- 手数料の安い他のフリマアプリに乗り換えた
メルカリ出品に向いていない人・向いている人
メルカリ出品に向いていない人の特徴
20人分の回答から見えた、出品に向いていない人の特徴がこちら。
- 効率や時短を重視する人
- 忙しい・自由時間が少ない人
- 対人ストレスを抱えやすい人
- マイペースな人
メルカリは在宅でスキマ時間にできる代わりに、個人で大きく稼ぐのは難しい仕組み。
時給換算すると労力に見合わないことも多いため、効率重視の人には不向きです。
仕事で精一杯だったり、まだ小さな子供がいたりして、どうしても時間を取れない人も難しいでしょう。
次に、コメントのやり取りや評価、トラブルにストレスを感じやすい人は負担が大きいです。
数件なら大丈夫でも、取引が増えてくると一気につらくなってしまうことも。
また、もともとマイペースな人は取引にやる気が出なかったり、フラストレーションが溜まりやすくなります。
これら、特に複数当てはまる場合は、無理せず他のサービスを考えることをおすすめします。
メルカリ出品に向いている人の特徴
逆に、こんな人はメルカリに向いています。
- こまめな作業が苦にならない人
- 売れる喜びや達成感が大きい人
- 淡々と対応できる人
回答者の中にも、出品に「特にストレスはなかった」、やめた理由を「売るものがなくなった」と答えた人がいました。



めちゃくちゃ向いてる!
とはいえ20人中1人だけだったので、珍しいタイプと言えるでしょう。
もし続けたいなら対策してみよう
「もう少しだけ続けたい」
「不要品だけ売り切りたい」
「大事な収入源だからやめたくない」
そういった人には、手間やストレスを軽くしつつ、ゆるく続けるための対策を紹介します。


休養期間を作ったり、出品ペースを落とすのもいいと思います。
メルカリに向いてない人も選べる選択肢
メルカリが向いていないと感じたら、もっと楽な方法もあります。
| メリット | デメリット | |
| 実店舗買取 (ブックオフ・セカスト) | 即お金になる 店舗数が多い | 買取額は宅配買取より低め |
| 宅配買取 (条件によっては出張買取) | 送るだけ 専門業者を選ぶと実店舗やリサイクルショップより高く売れる | 査定額はメルカリより低め |
| リサイクルショップ | 一気に売却できる | 買取額はかなり低め |
| 不用品回収業者 | 一度にまとまった量を処分できる | 費用がかかる |
私は地方在住でお店が少ないこともあり、フリマアプリ・宅配買取・不用品回収業者を使い分けています。
もちろんゴミとして捨てることもあります。
人によってやり方は違うので、あなたに合った方法を探してみてくださいね。


まとめ : メルカリはやめてもいい
メルカリは向いている人には最適なツールですが、あなたの生活や心が削られてまで続ける必要はありません。
- 手間の大きさ
- 心のストレス
- かかる時間の長さ
- 割に合わない利益
やめた20人のアンケートからわかるのは、これらが積み重なると誰でも負担になるということです。
メルカリのやめどきは?判断基準の例
負荷がかかり過ぎてやめるか迷っている場合の、メルカリのやめどきはいつでしょうか?


デメリット(手間・時間・ストレス)からメリット(利益・充実感)を差し引いて、プラスになるかどうか考えてみてください。
もしあなたが「疲れた」「やめたい」と感じているなら、すでにマイナスになっているのかもしれません。
自分なりの優勢順位をつけよう
メルカリに出品する理由は、ほとんどの場合、捨てたり買取店に出したりするより高い利益が出るからです。
もしくはもったいない、誰かに使ってほしいという気持ちかもしれません。
その気持ちを否定する気はまったくありません。
ただ、そのためにコストをかけすぎることは有益とは言えないと思います。
例えば、私がメルカリ出品をおすすめしないケースはこちら。
- 出品のメリットをデメリットが上回っている
- 断捨離や大掃除で出た大量の不用品をすべてメルカリで売ろうとする
- もともと片付けが苦手なタイプである
- 仕事、家事、育児や介護、自分の体調などでキャパオーバー気味
あなたの時間もエネルギーも、お金では買えない大切なものです。
優先するものは人によって違うのが当たり前。
「メルカリで売った方がいい」が正しいとしても、それは誰かの意見であって、あなたの本心ではないかもしれません。
自分の中の優先順位を改めて考えてみてください。



アンケートでも「頑張りすぎたんだろうな」という印象の人がいました
少なくともこの記事に興味を持ってくれたということは、メルカリでの出品にお疲れ気味なのだと思います。
キツイなら休んでいいし、向いてないならやめて大丈夫!
ぜひ気持ちが楽になる選択をしてください。





